phoernianのブログ

https://seesaawiki.jp/phoernian/

ぷよぷよRTA 5色レギュレーションにおける前伸ばしタワー系について

 今のところ自分くらいしか使ってないけどその本人ですらあんまりわかってないところも多いので整理も兼ねて投稿

youtu.be

 

www.youtube.com

www.youtube.com

これらで使ってる戦型について

 

■基本形

f:id:phoernian:20210212224249p:plain f:id:phoernian:20210212224243p:plain f:id:phoernian:20210212224246p:plain 

  • 左図 ABACADでもする
  • 中央 タワーを見るにしてもちょっと嫌な形になるからこう置いてる気がする。タワーを強行するなら5縦した後に5列目の緑か黄色を切る展開を見そう
  • これは5縦でタワーを見たほうが強いし不安定にもならないはず。前伸ばしの経験値を貯めるためにこう置いてそう

 

自分でもあんまりわかっていないのがタワーを切り捨てる判断。タワーが良型だったらそちらをとったほうが強いので、それをいかにして判断しようかなと。ということで前伸ばしのメリットデメリットを並べてみる

 

タワーより不完全量になる頻度が低い

 連鎖数が伸びるのでそれはそう ただ、3トリは一応不遇な立ち位置なので、タワーと同じ個数使ってもおじゃま量が変わらず、ただ連鎖数が伸びただけの場合もある

 

ツモに対する受けが広い

 これが一番大きいメリットだと感じる。どういうときにタワーが困るかというと、5色目が来た時に困る。色を適切に切ってもそのごみぷよのせいで連結余地が狭い以上に連結方向が被ることが多いからである。タワーのこの辺りの短所は3連鎖回収を強く意識すると普通に強くなれる。

 前伸ばし系の場合、比較的その制約が緩くなる。とくにごみぷよ・おじゃまぷよの受けが広くなることもポイントになる。

f:id:phoernian:20210212225707p:plain f:id:phoernian:20210212225710p:plain

 特に、2枚目のように発火点を作る際に5色目とセットの色(この場面だと青紫)が来ると、壱式のような左右に分かれた形で色を入れることができる。2~3列目の上部まで使えるので柔軟性が高い。また、タワーで十分量(16~18個)を作るのと3トリで十分量(13~14個)を作るのを比較するとそもそも要求される連結量自体が少ないのも連結余地の緩さにつながっている。3トリの2連鎖目にダブルを作る等の選択肢も含めるともっと柔軟になる。

 

連鎖数が多くなる

 2連鎖で収まるのがタワーのメリット。回収をいれても3連鎖で収まることが多いのに対し、前伸ばし戦型が2連鎖で落ち着くのはかなり稀で、基本的には3連鎖、回収含めて4連鎖以上に伸びることも多い。前伸ばし戦型は2色発火を作ることもできるが、どちらからも十分量を作った際に全体的に連鎖数が伸びてしまいがち。

 

防御力が高い

 発火点が縦3になる時点で2段分の防御力を確保できる。L字だったとしても1段は受けることができる。また、タワーで単発耐性を付ける場合は1~2列目を使わないで完結させないといけないが、前伸ばし系の場合はもしそうしたとしても3~6列目だけで(連鎖移行も含めたら)それなりに完結させられる。

 デフォルトで2色発火を構えているが、つぶれた際に移行した時の形はやや妥協であることを否めないので強いとまでは言い切れない。

 それからスプリット的な穴も発生しにくいので発火点以外に致命傷となる部分が発生することも少ない。

 

 

 こうして特徴を列挙したときに、一番プラスに働いているのは5色全てを受け入れられる形になる点だと考えられる。なので、前伸ばしとタワー強行の天秤は新しい色が来た時にそれを受けられるかどうか?という点で判断すべきなのだろうか。

f:id:phoernian:20210212232652p:plain

 例えばこのツモは最近ネクスト判断で上下を変えつつ前伸ばしの形に取るようにしている。

f:id:phoernian:20210212232932p:plain

こんな感じに3トリを狙う方針で組みつつ下の青発火も見ることができる。この盤面の場合は青と紫は2~3列目、緑と黄色は4~6列目で分けることができる。赤は結構無駄になりがちだが、寄った場合は2~3列目なら紫赤で上伸ばし4ダブに切り替えたり、4~6列目なら3トリに仕込んだりそれなりの選択肢がある。

 連結量とは3連鎖目の総合連結量以外に、単純に現時点での連結数もつなげやすい。色が散っているよりは組み換えがしやすいのでリカバリはしやすい。

 

f:id:phoernian:20210212224246p:plain

  最初の方に貼ったこの画像、紫ゾロを5縦した直後に青を含むツモを引いても特に問題なくタワーを組めるので、5色目の受け云々の話を元に考えるのなら前伸ばしの択は取らないのが正しい。

 

 

■実戦譜から考える

ちょうど前伸ばし戦型でWRを更新したのでそのランを振り返ってみる

・ステージ1

f:id:phoernian:20210213000946p:plain

離れを作った時点でタワーを強行するようにする

2縦で赤をいれる択があるが、赤はもうひとつ発火点側で作っておきたいことを考えると、相対的な価値が低いように見える(2連結あるので捨てるのももったいない感じがある)

 

 ・ステージ2

f:id:phoernian:20210213001209p:plain

前伸ばしをするタイミングすらない タワー強行

 

・ステージ3

f:id:phoernian:20210213001259p:plain

離れを作ったのでタワー強行しようとしたが、操作ミス

下の緑か赤を発火点とする3トリを見る

f:id:phoernian:20210213001347p:plain

3トリを主戦型とするならここで4列目から赤をいれられるようにしたいが、2個赤を置くと2連鎖目で巻き込まれるので注意。

 

・ステージ4

伍式から弐式に組み替えるツモはあるが、これは違う。破綻

 

・ステージ5

伍式はもとから安定しやすい戦型なのでそのままタワーを組む。安易に連鎖移行もできると可。連鎖移行する場合は1~2列目を使わなくてもいいようにしたいが、連結数も欲しいのでややジレンマ

 

・ステージ6

f:id:phoernian:20210213001746p:plain

4手目青黄、通常なら45で千切っておきたいが、スクウィール戦につき単発耐性をつける。ネクストの紫青で発火点側をつくり、緑を切った3トリをメインに見ていきたい。その後はつぶれたので適当に4ダブに前伸ばし

 

・ステージ7

f:id:phoernian:20210213002024p:plain

さきほど触れた形。

f:id:phoernian:20210213002107p:plain

赤を3列目側に千切って3トリでまとめる意思を持ちたい。その後潰しがくるが、発火点が底上げされているので問題なし。そういえば、この形だと赤発火は生まれないですね

 

・ステージ8

f:id:phoernian:20210213002222p:plain

初手ミスからのリカバリ。この時点で青発火の肆式か紫発火の伍式を狙ってタワーを強行する。八橋式は優秀。組慣れていない形なので、安定をとるために前伸ばしができる時はしたほうがよさそうにみえる。実戦では連鎖移行。

 

・ステージ9

f:id:phoernian:20210213002426p:plain

4色レギュレーションなら壱式、5色のTAKさんは縦3タワー、自分は弐式を選択するツモ。青赤の時点で23で千切って青の縦3をつくると、青が寄った時に破綻しやすいので12で千切る。1縦でも連鎖は作れるが、マルチでまとまりにくくなる。青の連結が確定していないのがやや気になる形だが、最悪緑→黄色→青の連鎖ルートでなんとかなる。

 

・ステージ10

f:id:phoernian:20210213002850p:plain

タワーがある程度組まれていて、赤ゾロの価値が高くなっているので離れにせずに2縦する。青赤などなら4縦で前伸ばしをみてもいいかも。

f:id:phoernian:20210213003034p:plain

つぶれたので前伸ばしでリカバリ。ここ紫が入るの大事

 

・ステージ11

f:id:phoernian:20210213003132p:plain

壱式でも問題なく組める形なので、前伸ばしの択は微妙かなと思ったけどドラゴンブレスが2連鎖を多く打ってくる相手であることを考えるとややリスキーな感じがした

f:id:phoernian:20210213003557p:plain

34で千切る。黄色の4連結をさせることは非常に重要。また、4列目に黄色を置いたあとはその上に紫を置けるようにしておきたい。

 

・ステージ13

f:id:phoernian:20210213003703p:plain

 

連結余地が被らない土台。つよい

 

2色発火もつくれるのが強いと思っていたが、発火点をひとつに絞って組んだほうが強そうな気がした。それならタワーのほうが強くないか?となるが、柔軟な組み換えが功を奏している感じもあるので、そちらは積極的にするべきだと思う。(安易な例だと前伸ばしの形にしつつ弐式タワーとして発火など)