phoernianのブログ

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第6回S級リーグ 感想っぽいの

 フェニがBぷよの存在を知ったのは第4回S級リーグが終わってからの4月。初代ぷよの世界に触れてからBのS級リーグやAC頂上決定戦の傑作選を漁りまくって、飽きたら本戦全試合を見たりして過ごした。それから第5回S級リーグで初めてリアルタイムで観戦した。どういう因果が働いたのかわからないけど、第6回は自分が参加する側になった。

 試合前や試合中はモチベーションをコントロールするべく俺はうまい俺はうまいぞと奮い立てていたけど客観的に見れば当然他のS級リーガーと比較すれば圧倒的に経験が浅いのでその差をなんとかして埋めなければいけない。幸い、主戦型が英才教育デスタワーだったのでラーニングは中央不定などと比べると容易であったし速度でマウントとれるタイプだったので相手を威圧することはできた。タワーが強いと相手は潰しの択を取る傾向があるけれど、本来主戦型である試合を捨てて潰させるとも解釈できるので、長い目で見ると有利な試合が多いと考えていた。なお、乱戦はカスだったもよう。

 

 

vs.うえんに 46-50

初手絶対王者たすかる

 前の試合のTAKうえんに戦はこれでもかというほど潰しの展開があって、それを自分にされると嫌すぎるという不安がかなりあった。結果としてはTAKさんほど危険視されていなかったのかTAKさんなら潰せば勝てるやろと思って頻度を上げていたのか(不敬)はわからないけど結構タワーを組ませてくれたしタワー対決も多かった。

 最も勝たせなさそうな相手だと思っていたので得失をなるべく抑える前提のメンタルで開きなおっていたけど後半かなり追いついたので調子はかなり良かったのだろう。加えてうえんにさんの振り返り放送曰くうえんにさん側がかなりツイていたらしいので本当にワンチャンスがあったらしい。ただ、そう思うと悔しくなるのでこの時点でも花丸上げますね

 

vs.のし 50-36

 のしさんとの対戦は野試合でそこそこやっていたのでやや展望は事前にわかっていた。連鎖はどうしても勝てないけれどもタワーを祈り続けたらそれなりに可能性があると考えていたのでやや強行気味にタワーを組むことにした。初手4色は変わらず魔法陣を使っていたけど試合中にどうあがいても勝てないと悟ったのでずらし初手にしたけど、ずらし初手は大して練習していなかったので連鎖になったら死んだ。ナムサン

 タワー構築はいままでで最もよかったと評せるほどの試合で、その上単発が発火点にそこまで刺さらなかったので大差をつけて勝利した。しばらくの間勝利の余韻に浸っていた。

 反省点としては潰しを受けてから勝つ見込みは乏しいと思っていたので潰しを察したら上部にツモを全捨てしてまで発火色を引きに行こうとした。その結果、対応ができても量が少なかったり裏発火に気づかなかったりであまりよくなかった。そもそも最速で引いたとしても結局引けるツモ数に変わりないこともあったのでそのあたりは詰めるべきだなと思った。

 

vs.らばーど 50-48

 試合直前に、しかも回線チェックの1先が終わったあとにPCのスクリーンが暗黒になる不具合が発生。BGMの音量下げられないしなんか謎に重いしタスクマネージャを確認できないから原因がわからないし1時間後に別の試合があるから再起動する時間もないしでいややになった。いやや

 謎の動揺を浴びて昔の操作ガバ勢の頃を思い出しながら無限に潰されて泣きながら泣いた。潰しの対応が思ったより全然できなくてメンタル折れそうになるしでしんどかったけど終盤にぎりぎり逆転できて紙一重の勝利をもぎとった。

 他に書くことあったかなと思ったけどPC暗黒があまりにも大変だったので覚えていない。悲し

 

vs.TAK 44-50

ぷよぷよじゃんけんのじかんだよ!ルールはかんたん!せんけいをすこしかえてつもをいのりつつ、あいてをあつでおしたほうのかちだよ!

 今までの試合で一番気が狂うかと思った。自分がTAKさんのタワーをラーニングしているので当然ながら基本的にはほぼ同型、簡単なツモなら完全同型になる。もちろん、ラーニングする側よりされる側のほうが構築力が高いのでその点で不利となる。一方でTAKさんからしてみると自分は両刀タワーで逆タワーになった時に必ず初手差のアドバンテージを得られるし、AAAB等のツモでも時々自分が先行することができる。つまり、構築力ではTAKさんに分があり、速度では自分に分があるのでお互いがお互いに圧をかけるには十分な状況になっていた。互いが圧に負けた結果、TAKさんはあえて戦型をずらすことでワンチャンスを掴みに行ったし、一方で自分は相手と形が変わった瞬間に自分の構築が間違えていると判断し、別の戦型に変化させたり不完全先打ちや4色タワー決め打ちなどでなんとかしようとした。なので、S級プレイヤーと格付けされている上位タワー勢のいずれも正しいタワーを組まないというなんともシュールな試合になった。

 いろいろあって同型はそこそこあったけど、同着が一度もなかった。自分は通常のカルメル式浮かしに加えて0回目と9回目のカルメル式浮かし(0回目のカルメル式浮かしはTAKさんもやってくる)でアドバンテージをとりつつ、ツインカルメル式浮かしで動揺させる手段も頭の中にいれていて、こちらの形が悪ければ最悪カルメル式浮かし最後の"門"もリスキーながらやるつもりでいた。同着で負けるのが一番精神にくると思ってたし、逆に勝てばこちらが有利に立てると踏んでいただけに、残念。

 連鎖が悪くなかったけど、初手4始動のタワーもめちゃくちゃ研究されていたので生半可な連鎖も当然、そこそこの速度の連鎖でも負けることがあったので純粋に相手がうまいんだよなの精神で行った。あとタワーがキツイ時に前伸ばし3トリにするツモがいくつか存在しているのだけれど、3トリにするという判断までは覚えているのにそれ以降の構築を練習していなかったなあと思ったのでそこを重点的に練習して3トリツモでもぎとろうとかいうたくらみもあった。結果としてはだいたい五分五分だったけど練習しないと致死組めねえだろみたいなツモを排除できたという点ではよかったと思う。

S級リーグを通して

 2勝2敗で結果は4位でS級リーグに残留できず。当初の目標は全敗回避という実に低い目標だったのを考慮するとかなりよかったのではないだろうか。合計得失点はプラスで3位だったので割とワンチャンあったなあという印象。やや後悔が残ったけど初出場だし残当!と思って次回でもっといい結果を残すように頑張りましょうはい。

 ところで、S級プレイヤーには二つ名が与えられて自分は"新星"(比較的新しい人間なのと星要素が欲しかったので)だったのだけれど、次回もS級本戦に来た場合は変更になるんだろうか……?

 

おまけ:S級リーグ中に思った構築

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5式の4列目のこういう縦3連結は色々な理由で愚かで、

 ・黄色以外の連結方向が後ろで被ることが多い

 ・ハチイチ発火が減る

辺りが主だと思うけど、そもそもタワーの縦3連結自体が理由がない限りは愚かなことがおおいので手なりで組んだ時はほとんどこの形は生まれなくなった。ただ、

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こういう形で3トリ前伸ばしが可能なので、これを見るなら一考の価値があると思った(本戦でのしさんがやってた気がする)。もちろん、4式でも似た形にできる。

この形の最大の利点は、5式の弱点であった潰し耐性の弱さがなんとかなること。5式は潰せと単純な図式で結べるくらい潰されやすいのでかなりメタ的に立ち回れることが予想できる。

それから縦3は他の部分からつなげやすいので以下のような連鎖も見ることができる。

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